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大阪最終日その1 じれんま
昨日、姉貴に電話したとき、「あねき、強くなるって本当に難しいね」と私は言った。あねきは、「うん。本当に難しい」と返した。supernova を聴きながら、私はこれを書いている。
ここ最近、ちゃんと更新しているからか、PV もUU も順調に伸びていて、あるキーワードではYahoo! 検索でTOP に出るキーワードも幾つか出るようになった。順番的には昨日の話しから書くべきなのだが、どうしても今日中にこれを書きたくて、先に今日の話しを書くことにする。意外に書くことは時間がかかるし労力も使うからだ。

今日は午前中、旧友に会い、昔話に花を咲かせて少し笑い、その後、堺にすぐ戻り、老舗の和菓子屋へ行った。本来ならばそのまま帰る予定だった。その老舗の和菓子屋は駅から徒歩や自転車では行けないので、「じじいやから安全運転をしないとあかんねん」と、一般道路を時速90kmで走る祖父の運転で買いに走った。若いと思っていた祖父は、69 になっていた。老舗とは言え、初めて行く店。迷いに迷い、2件回って帰ろうとすると標識に、富田林と出てきた。祖父がぽそっと言った。「富田林まで、車流そか?」、無言で私は頷いた。

皆さんは、身内に「ねぇねぇ、私の小さい頃ってどんな感じだった?」なんて話しを一度はしたことがあるだろう。もちろん、私も何度もある。逆に聞いてもいないのに長々と幼少時代を話されて、かなり疲弊することもしばしばだ。ただ、私の場合は空白の期間がある。触れてはいけない期間があるのだ。自身のルーツを知ることは、我が家では暗黙の了解と言わんばかりに嫌悪される行為に等しい。
母が離婚したのは小学校1年生の頃だったかと思う。確か、母が急にディズニーランドに行こうと言い出したのだ。新幹線の中から見えるリクルート本社を見て、「あっ! 悪いことした会社や!」 そう叫んで周囲に笑われたと母は後に言っていた。リクルート汚職事件の時代の話し。それまで私は平日は堺市で祖父母と母と一緒に暮らしていた。父親の記憶はあまりない。ほとんど家に居なかった気がする。そして週末は確か赤い小さな車(黄色だったかもしれない)で富田林の家で親子3人で過ごしていた。ところがあれはいつだったか、記憶にももうないのだが、ある時、父だけ居ないで祖母と母と富田林へ行くと、表札が変わっていた。母の旧姓になっていた。幼心にこれは何かあったということに気がついた。富田林の家から堺の家に電話をして祖父に、「なんで名前がちゃうのん?」と聞いた記憶がある。思い出す、少し胸が痛む。祖父がどう返答したかはもう全く記憶にない。ただ、私は泣き喚いていた。幼いなりにもう、この家に親子3人で来ることがないということを悟ったのだろう。以来、我が家では父のことを口にすることはご法度に近い状況なのだ。なので、自分の父親がどんな人なのか、どんな仕事をしていたのか、そもそも離婚の原因が何なのか、何一つ知らない。恐らく、賭博と浮気と借金だろうが。「ろくでもない奴やった」と親族が口を揃えて言うたびに、私の半分はそのろくでもない奴から出来ていると考えると、自分の身体を切り刻みたい衝動に駆られることもある。その後、小学校3年で母は再婚。私は義父と母と共に千葉へ引っ越した。そして、気がつくと富田林の家は誰かに売られていた。富田林の家での生活、毎週土曜洋画劇場を母は観ていた。その時、決まっていつも父は居なかったような気がする。そして子供の私はというと、普段、9時には寝る時間なのだが、その時だけは、ゴールデン洋画劇場のオープニングを観ることを許された。たった40秒。その40秒に幼い私の夢はいっぱい胸の中に詰まっていた。そしてまだまっさらな幼い私は、金を母親にせびる父親の間に入って、母親に「お金をあげなさい」なんてかわいらしく言った記憶がある。残酷な話しだ。

標識に富田林が出てきた。富田林行きを無言で頷き、堺市とは逆方向の富田林方向に車は走った。怖くなるのは分かっていた。自分のテンションを上げるために途中、BOOK OFF でB'Z のアルバムを買い、車のCD 挿入口へ持っていく。ボリュームを限りなく最大にして時速90km の車は、富田林へ向かった。

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[2007/02/11 21:36 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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