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賛否論
テレビを見ていて思い出したことがある。
かつて、人生を共に歩もうとした人は戦争についてこういった。

「もしこの世から戦争がなくなれば……」

「きっと素敵な世界になるよね!」

「……そうかな。
 人は、争うことがなくなり、自ら破滅に向かうだろう」

「何でそんな怖いこというの?」



かつて、人生を共に歩もうとした人は法律についてこういった。

「何でこんな法律作ったの?」

「確かにね、こうやって見るとよくないね。
 でも、存在するには理由がある。
 有紀? 何かを考えるときは、そのもう裏側も見ないといけないんだ」


別れてもう5年。
まだ、私の中の時計は止まったままなんです。

今日ね、隣のデスクの先輩がクライアントの名前を連呼したの。
あなたの会社。もう、やめてもっと上流工程にいってるかな。
いってたよね。上流だけ知っていてはいけない。
まず、下流を知るべきだって。

あなたはIT を知らない私に会社の愚痴を伝えるために、
ずいぶんと四苦八苦していましたね。
覚えているのは、
「10年前の電子レンジといまの電子レンジを1つにしろって
 客がいってくるんだよ。何のつなぎもなく、その2つだけ。
 無理だよそんなの、なぁ?」
いまなら、少しは分かるから、普通に話してくれたらいいのにね。
いまなら、あなたとたくさんの賛否論、話せるのにね。

半年に1度、私たちは夢で会う。
そして穏やかな会話を交わす。
それはお互いの近況を話す僅かな時間だけれど、
別れ際に必ずこういう、
「またね」

最後に会ったあの日、渋谷の大きな街頭スクリーンを指差し、
ものすごい作り笑いで
「私、5年後にはあそこに出てるよ!」
あなたは、苦笑いをしながら
「そうやってすぐに意地を張る。
 でも、有紀らしいよ」
そういって、右手を差し出した。
いままで、聞いたことのない言葉1つを残して。
「さようなら」
スクリーンでは、MY LITTLE LOVER が歌っている動画が流れていた。

あのさようならから一体、私は何度のさようならを経験しただろう。
あなたのさようならを紛らわすために始めた出会いの中で、
数知れないさようならを何度味わっただろう。

恵比寿に住みたいと、昔からいっていたあなた。
フランクミューラーを入社3年目で買ったあなた。
フランス、イタリアが好きだったあなた。
チーズケーキと、紅茶の組み合わせがすきだったあなた。

私がいま、大事に思っている人は、
あなたと正反対のようで、よく、似ていました。
それに気が付いた今夜は、やりきれない。




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[2007/06/28 23:00 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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