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バーチャルワールド
私が中学生の暑い夏の日。
なのに年齢だけはいまと何も変わらない。
始まりは1本のビデオテープだった。

母親が2本のビデオを見ようとしたときの話。1つはサイボーグに支配される、ターミ
ネーターのようなストーリー。その続編。もう1本はもう、覚えていない。サイボー
グが見たいのに、母親は違うほうが見たいという。けんかをしていたら、急にでかい
迷路のような檻に何者かに入れられ、そして、こういわれる。

「ここを最短時間で脱獄した囚人のみ、奴隷は免じよう」
そして開始の合図が鳴る。プレイヤーの私は、1秒で抜け出せた。が、中に居た誰か
を助けようとして結果、奴隷となる。

それが、実はサイボーグに支配された人間の世界だったのだ。サイボーグは優秀な能
力をもつ人間だけを残し、残りは手を煩わせずに処分したがった。
気が付くと、檻はたくさんあった。1つは圧縮して潰される、私が居た檻は水没。抹
殺されるちょっと前に、選択権が得られる。サイボーグに服従するか、否か。でも、
どちらにしても殺される。服従した人間は、マトリックスのようなバーチャルの世界
で、いままでと同じような生活が送れるのだ。拒否した者は、その狭間をさまようこ
とになり、一生「現実」を見続ける。たとえば、一見、ふつうの人だが、首が360度
自在に回ったり、目がまんがのように大きくなってケタケタと笑い始める。そのバー
チャルワールドと現実をつなぐものが、携帯。私は、拒否を選択し、檻の中でも堺の
実家の風呂場の浴槽で足を撃たれて気絶した。そのまま、水没させられるというもの
だったのだが、なぜか、生き残ることができた。

このような檻の中での生き残りは数名居て、協力して逃亡を企てる。名前は分からな
いが、女優志望のエキストラでよく出てくる女の子。さばさばした役をよくやってい
たが、実際にさばさばしていた。私たちの作戦はシンプルだった。ずっと風呂場に隠
れていて、水が引いたら外へ出る。ただそれだけだった。この檻の中は、何かを意図
するように異常に複雑化されている。しかし、それらをよく見ていくと、実は至って
簡単なものの組み合わせにすぎないのだ。映画、『CUBE』に近いものがある。

そして、時は満ちた。風呂場のドアを開ける。するとそこは何も変わらない実家の風
景。何人かの生き残りの避難民たちと、ばーちゃんとじーちゃんと。ばーちゃんは店
のカウンターでいつものようにたらふく料理を作り、じーちゃんは裏でテレビをかけ
ながら新聞を読む。水没した檻の中のはずなのに、よく晴れた夏の日の昼下がり。道
路を往来する車の騒音と、蝉の鳴き声がうるさかった。

しばらくは幸せだった。これで、もう平気。でも、そこに元上司が現れた。ものすご
く尊敬している元上司。家族思いの上司が、家族とともに来た。喜びを隠せない。上
司はいつもと変わらず、暑いなと笑いながら話す。が、少しずつそばに寄ってくる。
奥さんがそこにいるのに擦り寄ってくる。そして私の足元に座り込んで頭を回転させ
るのだ。スカートの中がよく覗き込めるよう。その顔は、上司ではなかった。トラッ
プにはまってしまったことに、ようやく気が付く。

カウンターでばーちゃんとともに料理をしていた仲間のもとへ駆けつけたが、仲間は
トリップにはまったことをしらないし、迂闊にはなすとすぐばれるかもしれない。こ
のとき、私の頭の中の仮説は、これはトラップで、すでにここ自体がバーチャルワー
ルド。用意された舞台というものだ。そして風呂場を思い出す。あそこに携帯がある。

まだ生きていたら使えるかもしれない。電話をしたい相手は決まっていた。
風呂場に戻り、携帯を手に取ると、後ろのカバーが外され、カードも充電器も床に落
ちていた。予想は確信に変わる。

「ここは、バーチャルワールドだ」

USIM と充電パックを元の位置に戻すと正常作動した。同時に、GPS で敵が来るのも
間もなくだろう。私は再び逃亡した。

そして1件のパン屋に入る。そのパン屋はバーチャルワールドらしい不思議な構造に
なっていて、自分の背よりも高いところにも棚があり、パンは並べられている。私は
それをひょいひょい取って、かごに入れる。後ろから、品のある女性の声がした。

「あら、ごきげんよう」

私も返す。
「ごきげんよう」
180度、首の向きを変えて。




以上、昨日の夢。
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[2007/07/09 17:59 ] | 未分類 | コメント(2) | トラックバック(6)
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コメント
笙野頼子みたいな内容だな。シュール万歳。
昔は自覚保って夢見れてたから、こういうシチュエーションでも瞬時に神になれたのに(笑)。
[2007/07/10 09:37]| URL | nemotic #- [ 編集 ]
>ねもってぃ。
シュールってかまぢで怖かったよ。。
この夢……。こういうのよく見るのよねー。。
[2007/07/10 21:11]| URL | u-na #- [ 編集 ]
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