スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告
富士山へ行く ~何しに行ったの?編~
富士山へ行く! と、この子がいいだしたとき、
一体何人のこころ優しい仲間が止めたことでしょう。
そして彼らは間違いなく、8合目までたどり着くことすら
困難と思ったことでしょう。
今回は、そんな体力ゼロの私がいかにして山頂まで登ったか。
そんなお話。

あき:「あんた、何しに行ったん?!」
有紀:「えっと……、自分への戦い? テヘッ」

--------------------------------------------------------
久しぶりにゆーこーからメールが来た。
「富士山に登らないか?」

何か、引かれるものがあった。
富士山は日本人ならば1度は登ってみたいものだし、
1人では登れない、そしてしばらくイベントにも行っていない。
そろそろ、何かをしたいと思っている時期だった。

そして2007/07/21(土)、ついに富士山へ降り立つ。
5合目ではまだ、談笑できる余裕はあったが、6合目で早くも
胸に痛みが走り始めた。
そして6合目から7合目、早くも私はしんがりに後退。
既にこの時点でしぶちかメンバーに荷物をもってもらう。

なぜだろう。
今日はやけに素直な自分がいた。
そして、普段はさばさばとした関係の仲間たちが、
なぜか、こころなしかいつもにも増して、やさしく感じた。
否、普段からそうだったのかもしれない。
ただそのやさしさに、気が付いていなかっただけなのだろう。

そうして7合目に入る。
正直、このあたりの記憶ももう、あまりないのだ。
1番、辛かったかもしれない場所。
それが7合目~8合目。
チョースケ、ゆうこう、ユーイチロー、シマさん、
ガイドさんたちと8合目へ向かう。
7合目半からは雨が降ってきはじめ、
さっきまで美しい稜線を描きながら沈んでいった太陽は、
いまやどこにもおらず、ただ、静寂と暗だけが辺りを包んでいた。

ゆうこうが、
「u-na、1歩ずつ前に進んでいるよ。えらいよ」
振り返ることも、返事をすることもできない私に、
ひたすら声をかけ続けてくれた。
それは、山頂まで変わらなかった。

胸の痛みと、胸に広がる温かいものが溢れ、泣きながら、ただ、前に進む。
iPodから流れてくる音は、峻のドラムソロ集からshadowに変わり始めていた。

霧雨から雨に変わり、胸の痛みも激しくなってきたころ、
遠くに明かりが見えた。

「はい、あそこが小屋ですからね、もう少しがんばりましょう」

ガイドさんの声も遠くに聞こえる。

それでもただ、ひたすらに歩いた。
そして山小屋手前の石畳の階段、踏みしめるように登り、到着。
有紀、8合目まで登頂成功の瞬間だった。

同時にもう、限界は超していて、御礼もいえないまま、その場にへたれこんだ。

付き合わせた仲間に御礼もいえず、自分の荷物も持てず、情けなかった。そして感謝の気持ちでいっぱいだった。

もういいよ、あんた、あんただよ?
あんたがここまでできたんだよ。
もう十分ぢゃないか。
何度も思った。
けれど、「山頂」という2文字だけは、頭の中から消えなかった。

少し落ち着き眠りに就く。
山小屋は汚く狭く、それでもそんなこともいっておられず、
その狭い小屋の2段ベッドの1段目で、眠りに就いた。

スポンサーサイト
[2007/07/23 15:51 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
<<富士山へ行く ~空と大地が触れ合う彼方編~ | ホーム | 目の前に、ヤツがいる>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。