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王子様とガマガエル。
世のカエルにとってはとても大好きな季節がやってきました。
でも、このガマガエルは腰痛症なので、雨が降り過ぎるこの「梅雨」という季節は、
ちょっと苦手なのです。なぜって? 湿気のせいで、とっても腰が痛くなってしまうからです。

このガマガエルは、カエルの社会になかなか馴染めません。
多くのかえるたちがケロケロときれいに歌えるのに、がまがえるは「ゲロゲロ」と歌うのです。
「ゲロゲロ」と歌うことが嫌いなわけではありません。
ただ、「ゲロゲロ」と歌うと、「君はボクと違うんだね」といって、
離れられてしまうのです。
だからがガマガエルのそばにはいつも、少ないけれどこころ優しい仲間たちだけがいてくれました。
そしてガマガエルはいつの頃からか、カエル世界に馴染むためにあえて、
「ケロケロ」と歌うようになりました。
腰はどんどん痛くなっていきました。
「ケロケロ」と歌い続けました。
こころはどんどん荒んでいきました。

だけど、そんなガマガエルを好きになったカエルもいました。
でも、やっぱり住む世界が違いました。
ガマガエルるは、ひとりぼっちになりました。
「無理して『ケロケロ』歌っても、しんどいでゲロ」
これからは、『ゲロゲロ』で歌いながら生きるゲロ。
でも、『ゲロゲロ』歌いながら生きていく術を知らないガマガエルは、頭を抱えていました。

ガマガエルが腫れ上がった目で見る滲んだ世界でだめなものごとばかり描いていたとき、
目の前にお城が見えました。お城の窓から王子様が、ガマガエルを見つけて声を掛けました。

「ガマガエルちゃん、ガマガエルちゃん、どうしてそんなに悲しそうなんだい?」
「王子様……、もう、カエル世界で『ケロケロ』いうのが疲れたゲロ。
『ゲロゲロ』歌いたいゲロ。でも、『ゲロゲロ』歌うとばかにされて、
カエル社会では生きていけないでゲロ。だから『ケロケロ』歌ってるゲロ」
すると王子様は両手を組んで額に当てて、ちょっと考えてからこういいました。
「ガマガエルちゃん、『ゲロゲロ』歌う君ではだめなのかい?」

「これからは、ゲロっと生きていたいと考えてるゲロ。
ただ……、じゃあどうやってゲロっと生きていけばいいか分からないゲロ」
すると王子様がいろいろ教えてくれました。
ガマガエルは、1つ、選択肢が増えました。

「王子様、ありがとう! 少し、楽になれたゲロ!」

そしてガマガエルはこうも思いました。
できれば王子様の魔法の粉で、ステキな女の子に変えてほしいゲロね。
まるで欲深い人間のようなガマガエルと王子様のお話でした。
チャンチャン。
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[2008/06/26 12:21 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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