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4 カ月半を振り返る
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

川端康成の『雪国』の冒頭文である。
東京23 区内から片道\3,000 円、そこは、雪国だった。
退院後、すぐに訪れた谷川へ、就職前の最後の集大成として再訪した。
参考URL :http://unalovesfamily.blog80.fc2.com/blog-entry-514.html

思えば、長くて短い4 カ月半だった。
谷川や高山、上高地を巡り、1 カ月で復帰予定が2 カ月に延び、
貯金は右肩下がりに消えていく。
傷病金支給に時間がかかり、1 円も使いたくない中での転職活動。
窮迫する財政難となかなか進めない転職活動。
毎日のように電卓で残高と支出を計算する自分が、惨めだった。
えみりーが支えてくれていなければ、
転職活動はできなかっただろう。

この旅は、自分自身へのご褒美なのだ。
うんと自分を甘えさせてあげればよい。
だから、
「電車の中で、泣いちゃいけないなんてルールはないんだ」

下を向いて涙を流し、涙も枯れたころ窓の外は吹雪になっていた。
手放せないi POD からは繰り返し、STEP UP が流れ続け、
雪が薄らと積もったまっ白い電車のレールをずっと眺めた。
窓から僅かだが雪が入りこみ、指先が冷たくなっていく。
外が雪が厚くなるほどに、自分を抱きしめてあげる余裕が生まれた気がした。



遠くまで、来たな。
そう思ったと同時に、
「間もなく、終点 水上、水上です」
というアナウンスが入る。
i POD の停止ボタンを押し、電車から一歩下り、深呼吸をすると真っ白の息が出た。

そこは、雪国であった。


▼高崎駅を出て間もなく、月を冠にした山に遭遇
P1050285.jpg





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[2009/01/12 18:52 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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