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雨上がりの夜空
雨上がりの夜空を見上げる。
昨日までの暑さはどこへやら、
いまは窓から心地よい夜風が入り込んでくる。

よく、オニィを思う。

オニィはいつも、猫背だった。
ある夜、痩せた私を見て、
「オメェ、ちょっと付き合えよ」
といって、無理やり晩酌に付き合わされた。
思えばいつも晩酌は無理やり付き合わされていたのだが、
この日のオニィは普段より優しかった。

オレンジジュースのストローで遊んでばかりいる私に、
「オラ、食え」
といって、ぶっきらぼうに皿によそう。
「おしたし、食えよほら」
「オニィだってろくに食わずに酒ばっか呑んでんだろ」
「わりーかよ。いーからテメェが食え」
そういって私の口に「おしたし」と干物を無理やり詰め込んだ。

そういえばある朝、オニィにメールで、
「もし、私に彼氏ができたらオニィどうする?」
と送ったら、
「ひがんでやるから仕事しろ」
と返って来た。
ひとりデスクでニヤニヤしたことを覚えている。

雨の日の夜はオニィに直結する。
夏を前に雨上がりの夜、目黒の街並みをマンションの最上階から眺める。

オニィ、久しぶりに好きになった人は、
オニィと真逆な人だったんだよ。
オニィみたいに下品ぢゃないし、
同い年なのに落ち着いているし。
だけどオニィ、なぜかいつも思ってしまう。
「オニィだったらこうするよな……」って。
雨上がりの夜空眺め、オニィのことをひとり、考える。
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[2009/06/28 22:53 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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