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すき。
駅を出て、通り過ぎる電車を見送ってから
私は踏切を渡る。
あの、カンカンカンカンという音がなんとも好きで。

踏切が鳴る町で育ったからか、
あの音を耳にすると、ほっとする。

いつも街中では音楽を聞いている。ボリュームを上げても上げても、
雑踏から逃れられない。
人ごみから断ち切るように比例して上がる、イヤホンのボリューム。
特に帰り道、私はイライラの塊になる。

だけどふしぎ。
カンカンカンカン。
この音が聞こえると、私はイヤホンを外せる。
そして、あんなにいやだった雑踏も、
安心に変わる。

夜、帰り道に駅からほんの少し離れた踏切の上から、
白く光る駅を眺める。
ホームにたくさん下がった色とりどりの提灯がゆらり、ゆらゆらりと踊る。

この風景を眺めるその時間だけ、
置いてきた仕事やイライラ、
いろんなことを少し横に置くことができる。

大きな蛙がぴょんぴょんと器用に踏切をわたり、
かーえろ、おうちかーえろ、といいながら去って行く。

私、この小さな町がすき。
静かで、四季が流れるこの町が、私の住む街。
そんな、すきの話。
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[2010/07/09 10:08 ] | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)
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